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随筆 [還暦記念:カヤックに親しむ]

 40年前、大学に入って、湖山池でヨットに乗っていた。今年、還暦の祝いをしてもらい、記念にチャレンジをと思案していたが、カヤックを購入し、封印していた夢を適えることが出来た。
 艇が届いた最初の土曜日、7月17日(土)の朝、南風が強く、大学艇庫のある北岸は白波も立っていた。南岸に回り、東南部にある湖山池公園の駐車場に停め、艇を整えた。南岸を西に向かい、青島を一周して帰るコースで、青島大橋の下をくぐるのは初体験となった。実に、40年ぶりに、ヨットとカヤックの違いはあったが、湖山池に親しんだ次第でした。

青島の北端部 正面は鷲峰山

 

 翌日、病院の24時間当直をこなした後、19日海の日・快晴の朝、自宅で準備をして白兎海岸に向かった。40年前のヨットは専ら湖山池であり、海に出たのはレースがあった瀬戸内海のみで、白兎海岸をパドリングするのは、今回が初体験だった。ブイで囲まれた海水浴場の外・東側から出艇して、海岸に平行してパドリングし、淤岐ノ島へ向けた。景色の変化を見て、パドルをカメラに持ち替え、撮影していった。念願の、淤岐ノ島至近地、ベタ凪の東岸でゆっくりした後、因幡の白兎神話で例えられる南側の浅瀬(ワニの背)を通過し、小沢見海岸まで行き、引き返した。

淤岐ノ島凪の東岸

 

 岩戸海岸も素晴らしい。鳥取気象台岩井測候所の風情報等を得て、当直明けの8月7日(土)、2回目となる岩戸海岸へ。

エメラルド水道正面は鬼ヶ島

 

 初回はうねりがあり、岩礁に近づけなかったが、この日はベタ凪だった。自称“通天橋”・“岩戸洞門”や“エメラルド水道”・“鬼ヶ島”界隈をパドリングし、撮影した。何れも山陰ジオパークの名に恥じない名所です。

大きな岩の通天橋下は洞門

通天橋の下岩戸洞門内にて

 

 さて、ネットでカヤックを探すと、国内産は見出せず、二人乗り・ダブル艇が目立ちます。妻が嫌うので、シングル艇を探していましたが、偶然、オークションで新品を得ることが出来ました。結局、ドイツ製のダブル艇も購入し、初探訪した小豆島の名所エンジェルロード周囲、静かな湖面のような海を二人でサンセット・カヤック体験した次第でした。これまた還暦記念。次は・・・

全長2.8mの愛艇白兎海岸にて

鳥取県東部医師会報No.389:2010年9月号, p.62-63 に掲載された原稿 

 摩訶不思議な人生にないました。本サイトは初出艇から10年余が経過した2020年8月27日(木)当直の合間に up ~古希の祝いを昨秋済ませ、9月下旬には満70歳になる身ですが、未だにカヤックは現役で、さらに、自艇は早ければ明日に到着する艇を含めて、現役6艇の保有になります。

 最初に入手し得たのが、本随筆で紹介している(当時、勿論、1艇のみの保有で)英国(・カナダ)の Bestway 社の WAVE LINEです。その後、(ドイツ)Doppelganger の二人乗り艇(K-10;今も現役ですが、出艇回数は少ない)、同お手軽(・安価)なシングル艇を計2艇(何れも、ゴムが劣化し、順次廃艇:2艇目は2020年シーズンの最初の試乗結果で廃艇)と、これに代わるシングル艇として、(米国)Intex社の CHALLENGER に出会えて購入!孫娘たちが一人で漕ぎ出すことを想定し、同 Challennger二人乗り艇と、さらに同シングル艇を購入し、5艇体制とした。事実、2020年シーズンは4艇5人など、ファミリーカヤックは4回の実績。

 今も現役の青色 WAVE LINE を孫娘が“新幹線”と称したが、重心が低く、安心して海に漕ぎ出せる。つまり、CHALLENGER は、凪の海岸や湖、穏やかな河川では最上と評し得るが、WAVE LINE 対比で重心が高く、うねりのある海には適さない。

 Bestway の WAVE LINE は、10年余前に、全くの偶然で Yahoo オークションで、一人のみの入札で(間違いなく)新古品を得ることが出来た。その後、新艇を探す際に、Amazon などで、必ずチェックをしているが、国内では入手不能なまま(入荷不明)で続いていた。

 “新コロ”渦中の2020年シーズンは、想定通りにカヤック充実年になった。かつ、古希・満70歳の現役を祝して?、気紛れ的に探していたら、Bestway のシングル艇 COVE CHAMPION がヒットし、昨日、購入した。自身による70歳誕生日祝いの前倒し(:運転免許同様)で、心ワクワクの今です。実力は?!・艇の安定性・操作性や準備・収納の具合は・・・。

 今週末も非番:8/29-30(土-日)に処女航海が、きっと実現するでしょう。

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